・ペインターで役に立ちそうな知識・ |
ペインターの持つ機能のうち特に目立つ&役に立つのが「水彩」というツール。 ただ「水彩っぽい絵が描ける」というだけではなく、レイヤー(もとはフローターとか言ってたが…) なぞ使わず、気にせずに色塗りが楽しめてしまうのだ。 | |
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まずは線画を用意。鉛筆やペンで描いたものをスキャナーで取りこむもよし。
直接タブレットで描きこむも良し。 |
で、わかりやすいように水彩ブラシとそうでないブラシを使ってみます。
普通のブラシであるペンを使ったほうはスキャナで取り込んだ線の上を塗りつぶして しまい、何が書いてあったかわからなくなってるけど、水彩を使ったほうは下書きの線を 残したまま色を塗ることができるのです!やったね! |
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で、この水彩ツールには専用の消しゴムがあって、この水彩用消しゴムでないと
色が消せないのです。
上と同じように普通の消しゴムと水彩用消しゴムを使って違いを比べると… 普通の消しゴムで消すと当たり前のように色も下書きもまとめて消してしまいます。が、水彩 消しゴムで消したほうを見てみると、色だけが消えて下書きは残ったままです。 ということは、水彩で塗って、はみ出したら水彩用消しゴムで消して…と作業を繰り返すだけで 下書きに影響を与えずに色塗りが楽しめてしまうのです。ははぁー! 水彩の機能的な役割の説明はここでおしまいです。 |
ここからは、水彩を使った塗り方の一例を。
下書きに影響が出ないのだから、はみ出ようが気にせずに 大まかに色を塗っていきます。 |
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こんどはそれぞれの部分で細かく塗っていきます。
このときに、さっき大まかに塗った色がはみ出してるのが気になったら水彩用消しゴムで
消してしまえばOK。
で、ここまできて肝試しのわりには画面全体が明るい気がしたので、とりあえず乾燥させます。 乾燥を選ぶと、今まで塗ってきた水彩の部分が下書きの部分と一つになって、もう水彩用消しゴムでは 消せなくなってしまいます。ふつうの消しゴムでは消せるようになるのですが、その場合 上の例にあるように下書きの線も消えてしまいます。 乾燥を選ぶときは「もう、十分色塗りしたぜー!もう後悔しないぜー!」と思ったときにしましょう。 |
ふつう水彩で塗った上からさらに水彩で塗ろうとすると色が混ざってしまうのですが、
さっき乾燥を選んでいるので上から水彩で色を塗っても、少し暗くなるぐらいの影響しか
出ないのです(レイヤーでいうところの乗算の効果に近いと思います。)
で、全体を暗くするため灰色の水彩で全体を適度に塗り塗り。 完成〜!大まかに塗ってたやつのほうがよかったような気がするのは己の未熟さゆえ。 御免! |
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